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暖かくなる、ということ

執筆者の写真: ピカリッジピカリッジ

ピカリッジ11月は「動物たちの住むところ」

木のおうちに住む動物をメインに取り上げています。

最終回の今日は、「暖かくなる」ということについて学びました。


みんな、寒い冬は暖房の入った暖かい部屋で過ごしているけれど、動物はどうしているかな?

木のお家に住む理由の一つに、「暖かいから」という理由がありましたが、そのほかに暖かくなる方法はあるでしょうか!?


みんな、寒いときはどうするかな?

・じっと縮こまる

・上着を着る

・体を覆う

・手をこする

・走る

・おしくらまんじゅう


では、動物で寒さに強い動物・・・というと何が思い浮かぶでしょうか?


どんな共通点があるかな?


いろんな意見が出ました。


羽毛や厚い脂肪などの他にも、コウテイペンギンのように円陣(ハドル)を組んで移動したり、またクマのように冬眠して過ごすこともあります。

人間と同じように、動物たちも、体の構造や、行動によって寒い冬を乗り越えているのですね。


さて、ここまできたところで、温まりやすいのはどっち!?実験をしました。

冬、晴れた日に外で遊ぶなら、白の手袋・黒の手袋どちらが温まりやすいかな!?


皆さんはどちらだと思いますか?



光に当てて

10秒数えて、ぎゅっと手を握ると・・・



はっきりわかります!





そう、黒の方が温まりやすいのです。


ホッキョクグマも毛は透明なストロー状ですが、皮膚は黒いと言われています。


9月の「いろいろコレクション」でも学びましたが、人間の目では、光がないと色が見えません。黒は光を吸収するので、人間の目で「これは黒い」と感じるのです。

そして、この吸収された光のエネルギーによって温度が上昇し、温かいと感じるのですね。


この辺を突き詰めて行くと、中学生・高校生向けの話になってきますが、今は理論より、体験。これがこうで、という説明よりも、体験から「なぜ?」「どうして?」好奇心をもつことが重要です。

この体験から、何かを調べたり、他の何かに共通項を見つけたり、遊びに取り入れたり、子供は色々と発展させていくので、教えている方も勉強になります。



暖かくなる方法について考えたあとは、制作タイム!

今日は、寒さに強い動物の中でも、今まで作ったことがない猛禽類の「フクロウ・ミミズク」作りに挑戦することにしました。


フクロウとミミズクの違いは「羽角(うかく)」があるかどうか、と言われていますが、この羽角がなぜあるのか、また両者の生物学的な違いはまだ明確ではないようです。

最近では、フクロウカフェなるものまである、人気者でもあります。



一見フワフワして可愛いのですが、よく見るとクチバシや爪は猛禽類ならではの鋭さがあります。


ネズミや蛇を丸呑みします。






羽が独特の構造をしていて、音を出さずに飛ぶことができる、森の忍者でもあります。

羽はフサフサしていて寒さに強く、主に夜に行動します。



あまり見慣れない動物でもあるので、特徴や姿をビデオで見てから作って行きました。


目は人間と似ていて両目が近くにあります。

他の鳥はサイドについていることが多いのですが、両目で見ることで距離感を正確につかむことができると言われています。



他にも、フクロウの耳はどこにある!?(ぜひ調べてみてくださいね)、フクロウの爪はどんな形? フクロウの視力、フクロウの色や、警戒すると細くなって木に擬態するフクロウがいることなどを学びました。


作ったあとは、フクロウの劇の始まり始まり〜!

部屋を暗くして、満月の夜を演出。


お父さんフクロウ

お母さんフクロウ

赤ちゃんフクロウ


どうやって過ごすのか、劇を通して学びました。



本当はみんなにも遊んでもらう時間をたっぷり用意できればよかったのですが、今日は時間切れになってしまいました。



お家に持って帰っていっぱい遊んでね!



【フクロウの関連・参考図書】

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